もぎたての野菜からいただく大地の力は丈夫な
からだの源になり、園庭を走り周り、飛び跳ねる毎日はのびやかなこころの土台をつくります。
食べることと、遊ぶこと。両面からはぐくまれるからだの力は、強いいのちそのもの。健康なからだとこころを培う毎日を推進します。
「おはようございます」から「またあした」まで。
一日の中で交わす挨拶は、たくさんあります。
何かをしてもらったら「ありがとう」。
あやまるときは「ごめんなさい」。
挨拶も、感謝も、反省も、言葉にして伝えることが人間性の基本であり、気持ちがしっかり人びとに届きます。ときには笑顔やぬくもりを添えてちゃんと目を見て想いを伝えます。
すぐそばにあることに夢中になれる子ども時代。
音楽や、絵画、造形、動植物など、さまざまな出会いをいつも、まっさらな気持ちで楽しんで、感じて、おもしろがって、子どもたちは何かを得ていきます。多くの体験が、豊かなこころを養い、限りない可能性を培います。
ほめられた時のうれしさや、しかられた悲しさはこころの財産。
理屈では説明できない素直な感情が、やって良いことと、悪いことを子どもたちに教えてくれます。
親切にしてもらったよろこびが誰かへの親切を生むように、やさしいこころの輪が広がることを願っています。
初めて体験する集団生活ではやさしくされたり、助けてもらったり、また、時にはあらそったりしてと友だちとのさまざまなかかわりを重ねていきます。 あらそいや、仲直りも、大切な経験。お互いの違いを知り根気よく接することで、いっしょに育つ歩みをはじめるのです。